三重県のおすすめ畳屋さん･畳店

三重県の畳屋さん事情と畳にまつわるあれこれ

三重県で使われる畳の大きさ・規格

畳は地域によって規格が異なり、同じ1畳でもどの規格のものかで大きさが違います。
三重県では、「中京間」と呼ばれる畳がよく見られます。
中京間の畳は、縦が6尺(182cm)、横が3尺(91cm)で、1畳の大きさは1.82m×0.91m=1.66㎡です。
中京間は、主に愛知・岐阜・三重で多く見られますが、近畿や四国、東北でも使用されています。

ただしこれはあくまで地域的な傾向です。
実際にはハウスメーカーや建築年代によっても異なるため、三重県の中でも建物によっては中京間よりも小さな「五八間」や、いちばん大きな規格である「京間」が使用されている場合もあります。
とくに五八間は、主に静岡県以北で多く見られますが、近年では全国的に使われることが多くなっています。

三重県の畳屋さん事情

三重県では、北中部に四日市市や津市など比較的大きな都市が集中しており商店数も多いのにたいして、南部では人口減少や高齢化の影響で住民の消費活動の選択肢が北中部に比べると少なくなっています。
畳店においても同様で、北中部には多くの畳屋さんが存在し依頼する畳店を選べる一方、南部はそれほど畳屋さんの数が多くないようです。三重県の面積は全国25位と決して小さくはないのに加え、県の形が南北に長く、県内であっても場所によっては移動が大変であることから、畳の修理や表替えなどで畳屋さんを探す際は南部ほど選択肢が少ない状況となっています。

三重県の気候と畳のお手入れのポイント

三重県は南北に長く海に面しており、山地も多いため気候が複雑で地域によって異なりますが、基本的に一年を通して温暖です。伊賀市などの内陸の盆地は夏は暑く冬は寒い内陸型気候となっていますが、三重県の年間平均気温は約15℃と全国的に見ても比較的あたたかい地域となっています。
一方で尾鷲市を含む三重県南部は降水量も全国トップクラスの多雨地帯として知られ、夏～秋にかけては台風の影響を受けやすい土地柄となっています。

そのため、三重県での畳のお手入れのポイントは「湿度」です。
普段のお手入れは掃除機やほうき等で畳のゴザの目に沿って掃けばOKですが、畳に使われる「い草」は湿度を吸収する特徴があるため、ジメジメした日が続くときは意識的に除湿を心がけましょう。晴れた日には風通しを良くするなどして湿度を調節し、カビの発生を予防することが大切です。梅雨時などなかなか晴れ間のない時にはエアコンの除湿機能や除湿器の使用も有効です。
カビやダニの繁殖を防ぐため、畳の上にじゅうたんなどを敷くことも避けましょう。

三重県の特徴と県内事情

三重県は近畿地方と東海地方に属し、愛知県、岐阜県、滋賀県、奈良県、和歌山県に隣接しています。
県土の約65％を山地が占める一方で、東には伊勢湾、南には太平洋の大海原が広がり、複雑な海岸線の長さは1000km以上にもなります。雄大な山脈から肥沃な平野、そして青い海まで、多様な自然に恵まれた県です。

三重県は近畿地方ではなく中部地方に分類されることもあります。
北部は名古屋の通勤・通学圏内、西部の伊賀地方は大阪の通勤圏内であることもありどちらも間違いではなく、三重県の公式見解でも「中部、近畿の両圏域に属している」ということのようです。

県土は南北に長く、南部は農林水産業や観光業が主体で人口減少や高齢化が進む一方で、北部は工業地帯が多く人口も多いことから、しばしば南北の経済格差が問題となっています。