福岡県のおすすめ畳屋さん･畳店

福岡地方は、県庁所在地である福岡市を中心とする地域です。人口約165万人*を抱える九州最大の都市であり、商業、金融、情報通信などの産業が集中しています。また、大学や美術館、博物館など文化施設も多く、活気のある都市として知られています。さらに、アジア諸国との距離も近く、国際色豊かな都市として、今後も発展が期待されています。

北九州地方は、北九州市を中心とする地域で、古くから工業都市として発展してきました。製鉄・造船・化学などの重工業のほか、自動車・先端半導体・ロボットなどの「ものづくり技術」で地域経済をけん引しています。また近年では観光やサービス業も発展しており、日本海に面した豊かな漁場を持つことから水産業も盛んです。
さらに北九州市門司は関門橋で山口県の下関とつながっており、観光や経済、通勤通学など様々な面で深い関係があります。

筑豊地方は、福岡県の中央に位置し、かつては石炭産業がさかんな地域でした。近年では、石炭産業の衰退とともに、製造業やサービス業などが発展しています。また、豊かな自然に恵まれた地域であり、農業や観光も盛んです。

筑後地方は、福岡県の南部に位置し、久留米市や大牟田市などを含むエリアです。温暖な気候を生かした農業が発展しており、特に米づくりや野菜の生産がさかんです。また川下りで有名な水のまち・柳川をはじめとして、伝統的な文化や歴史を伝える街並みが残っているのも特徴です。

福岡県は、それぞれの地域が独自の個性と魅力を持ち、多様な文化や産業が発展している県です。とくに県北部を中心として陸海空すべての交通網が発達しており、九州各地だけでなく全国へのアクセスが便利です。
日本国内だけではなく、古くから大陸との玄関口の役割を果たしてきた福岡県は、韓国や中国、台湾などアジア地域からの観光客も多くなっています。

福岡県は県面積のうち森林面積が44.5%（全国40位）、可住地面積が55.4%（全国8位）**と、全国と比較しても農地や宅地等の可住地面積が広く、地形がなだらかで森林が少ないという特徴があります｡ 
温暖な気候と恵まれた環境で、今後もさらなる発展を遂げていくことが期待されています。

*2024年6月時点

**出典：令和5年度福岡県県政概要

福岡県の気候と畳のお手入れのポイント

福岡県は、北部と内陸部で多少違いはあるものの一年を通して比較的温暖です。
一方で福岡県は全国的にみても梅雨時期の雨が多く、福岡市・北九州市・久留米市の6月～7月の平均降水量は310ミリで、これは札幌の4.8倍、東京の1.9倍、那覇の1.6倍とかなり高い数値になっています。
2017年7月の九州北部豪雨をはじめとし、近年では毎年のように梅雨時の大雨が取りざたされています。
また福岡県を含む九州地方は台風の玄関口となることが多く、台風の時期の降水量も多くなっています。

そのため、福岡県での畳のお手入れのポイントはやはり「湿度」です。
普段のお手入れは掃除機やほうき等で畳のゴザの目に沿って掃けばOKですが、畳に使われる「い草」は湿度を吸収する特徴があるため、ジメジメした日が続くときは意識的に除湿を心がけた方が良いでしょう。晴れた日には風通しを良くするなどして湿度を調節し、カビの発生を予防することが大切です。
畳の上にじゅうたんなどを敷くことも避けましょう。

福岡県の畳屋さん事情と畳にまつわる話

畳は地域によって規格が異なり、同じ1畳でもどの規格のものかで大きさが違います。

福岡県のある九州地方では、「京間（本間）」や「五八間」と呼ばれる畳がよく見られます。
京間（本間）の畳は、縦が6尺3寸(約191cm)、横が3尺1寸5分(約95.5cm)で、1畳の大きさは1.82㎡です。京間（本間）は、主に関西以西の西日本で多く見られます。
五八間の畳は、縦が5尺8寸(176cm)、横が2尺9寸(88cm)で、1畳の大きさは1.76×0.88≒1.55㎡です。
五八間は、主に静岡県以北で多く見られますが、近年では全国的に使われることが多くなっています。

ただしこれはあくまで地域的な傾向です。
実際にはハウスメーカーや建築年代によっても異なり、福岡県でも京間や五八間以外の「中京間」等が使用されていることもあります。

福岡県は北部に福岡市や北九州市などの大きな都市が集中しています。そのため、これらの市を中心とした県北部の福岡地方や北九州地方では都市機能が発達し商店数も多くなっています。
それに対して内陸の筑豊・筑後地方では過疎化が進んでいる影響もあり、商店の数が少なくなっている地域もあります。
畳店においても同様で、福岡市や北九州市、久留米市や飯塚市周辺などには多くの畳屋さんがありますが、内陸部や山間部に近い地域では県北部に比べ畳店の数が少なくなっています。

福岡県は県面積が全国29位とそれほど大きくはなく、山地が少なく県土が比較的なだらかなこともあり、福岡県全域を営業エリアとしている畳屋さんも多くなっています。
山間部などではなかなか近くに畳店が見つからないこともあるかと思いますが、県全域対応してくれる畳屋さんのほか、営業エリア外でも相談次第で対応してくれる畳屋さんもありますので、当サイトを参考に良い畳屋さんを見つけてみてくださいね。