岡山県のおすすめ畳屋さん･畳店

岡山県の畳屋さんにまつわるあれこれ

岡山県の特徴と県内事情

岡山県の気候と畳のお手入れのポイント

岡山県は降水量1mm未満の日が276.7日と全国第1位であり、「晴れの国おかやま」と呼ばれます。
温暖で雨が少ない瀬戸内海式気候を特徴とし、それを活かしてくだものの生産がさかんです。一方で県北部は標高1,000ｍを超える中国山地がそびえることから冬の寒さが厳しく雨の多い日本海側気候となっています。

そのため、岡山県では畳のお手入れのポイントは「日焼け」と「湿度」です。
雨が少なく晴れの日が多い岡山県では、他の地域よりも畳が日焼けするリスクが高いといえるでしょう。強い日差しの当たる場所では畳の色落ちが起こりやすくなります。畳を直射日光から守るためにカーテンを使用する、定期的に空気の入れ替えをするなど、畳の日焼けを防ぐために日頃から少し気を付けてあげると良いでしょう。
また普段のお手入れは掃除機やほうき等で畳のゴザの目に沿って掃けばOKですが、畳に使われる「い草」は湿度を吸収する特徴があるため、ジメジメした日が続くときは意識的に除湿を心がけた方が良いでしょう。晴れた日には風通しを良くするなどして湿度を調節し、カビの発生を予防することが大切です。
畳の上にじゅうたんなどを敷くことも避けましょう。

岡山県の畳屋さん事情と畳にまつわる話

畳は地域によって規格が異なり、同じ1畳でもどの規格のものかで大きさが違います。
岡山県のある中国地方では、「京間（関西間・本間）」や「六一間」と呼ばれる畳がよく見られます。
京間（関西間・本間）の畳は、縦が6尺3寸(約191cm)、横が3尺1寸5分(約95.5cm)で、1畳の大きさは1.91×0.955≒1.82㎡です。京間（関西間・本間）は、主に関西以西の西日本で多く見られます。ほかに六三(ろくさぶ)間ともよばれます。
六一間の畳は、縦が6尺1寸(約185cm)×横が3尺5分(92.5cm)で、一畳の大きさは約1.71㎡です。主に中国地方や瀬戸内海沿岸で使われ、ほかに広島間と呼ばれることもあります。

ただしこれはあくまで地域的な傾向です。
実際にはハウスメーカーや建築年代によっても異なり、岡山県でも京間や六一間以外の「江戸間」や「中京間」等が使用されていることもあります。とくに新築住宅だと江戸間が使用されていることも多いようです。

岡山県は岡山市とその隣の倉敷市に6割以上の人口が集中しています。そのため、岡山市と倉敷市を中心とした県南部地域では比較的都市機能が発達し商店数も多くなっています。
それに対して県北部地域や山間部では過疎化が進んでいる影響もあり、商店の数が少なくなっています。
畳店においても同様で、岡山市や倉敷市、比較的人口の多い津山市や総社市周辺などには多くの畳屋さんがありますが、北部や山間部に近い地域では畳店の数が少なくなっているようです。

岡山県は県面積が全国17位と比較的大きな県です。さらに山地が多いこともあり、近隣の市のみを営業エリアとしている畳屋さんが多くなっています。
とくに山間部などではなかなか近くに畳店が見つからないこともあるかと思いますが、数は少ないですが岡山県全域を営業エリアとしている畳屋さんもいくつか存在しています。また営業エリア外でも相談次第で対応してくれる畳屋さんもありますので、当サイトを参考に良い畳屋さんを見つけてみてくださいね。